コミュ力は『努力6割・遺伝3割・才能1割』の理由

会話、コミュニケーション

コミュニケーション能力について「努力で何とかなる」「いや、才能だ」「遺伝も関係あるかも」と、どこのコミュ力の根本的な原因があるかというのはいつになっても決着のつかないテーマです。

心理学や生物学や行動経済学や社会学など色々なアプローチから「コミュ力は何で決まるのか?」というのは語ることはできるでしょうが、今回は僕なりの考えをお話したいと思います。

割合としてはタイトルにもあるように『努力6割・遺伝3割・才能1割』と考えています。

なぜこの割合なのか?

コミュニケーション能力は勉強と一緒で、ちゃんとやれば平均レベルまでは誰でも到達できます。

東大や京大とかに行こうと思えば、めちゃ頭が良くないといけないし、日常的に勉強をする習慣もないとダメだし、進学校に進んだり、予備校に通ったりする必要がある。

でも「普通に高校に行く」というレベルなら小学校と中学校で落ちこぼれにならない程度の勉強ができていれば、誰だって問題なく進学できる。

一般レベルのコミュニケーション能力というのは「高校に進学する」のと同じレベル、しかも高校進学率って95%とかです。イメージとしてはそれくらいの難易度だと思ってください。

 

・・というか、小学校や中学校の時に教室で死に物狂いで勉強してました?

たぶん、してないんじゃないでしょうか。

そりゃ、勉強ができるできないという差はあったでしょうけど、教室でダラダラと授業受けててもそこそこできたじゃないですか。

『努力6割・遺伝3割・才能1割』と書いたのも、

・努力=学校での授業、宿題
・遺伝=家でも勉強できる環境、親の勉強への意識
・才能=地頭の良さ、要領の良さ

とした時、学校の授業や宿題だけの子でも高校に進学はしていましたよね?

親に勉強の意識があれば塾や家庭教師を追加して勉強してた子はたくさんいたし、地頭が良ければ学校の授業だけで成績がトップクラスになっていた子もいた。

でも、みんな「学校に行って授業を受けている」のは同じで、そこでどれだけ真剣に授業を聞いていたか、きちんと宿題をやったかで、成績は変わったはずです。

だから、この部分が最も比率が大きいと僕は考えています。

そして次からは各項目に分けて、具体的に説明していきますね。

 

努力とは基礎能力を身に着ける過程を言う

努力は『学習方法とノウハウを得る』ことです。

例えば、人と話すのが苦手で、言葉選びに困ることが多く、話をしていてもパッと言葉が口か出てこない。ちょっと考える時間がいるから、変な間ができてしまう。

そういう人は人と話すことは苦痛とまではいかなくても、苦手だなと感じているはずです。

しかし、たくさんの本を読んで知っている言葉を増やしたり、流行っている情報を好き嫌いせずに取り入れたり、仕事で役職についてプレゼンなど人前で話す機会が増えたり、営業職で初対面の人とも話さないといけなくなったり・・など色々な努力の結果、気づいたら人見知りも改善し、会話の苦手意識がなくなったりします。

 

僕らは生まれてきたばかりの時は言葉も話せませんでしたし、文字も読めませんでした。でも、幼稚園や小学校に行くまでには自分の意思を伝えるために言葉を話し、ある程度の文字は読めるようになっていた。

それは自然とそうなったかというとそうではなく、親は兄弟姉妹、幼稚園や小学校の先生などに教わりながら少しずつできるようになりました。

もちろん、人によって発達の早い遅い、学習速度の速い遅い、要領やコツを掴むのが早い遅いはあります。

でも、今この日本で日本語を話せない、日本語を読み書きできないって人はいないはずです。誰もが一定レベルには達することができる、これが義務教育です。

そして、これはコミュニケーション能力も一緒です。そもそもコミュニケーション能力自体が後天的に見に着けるものなので、きちんと基礎から教われば誰もが人並みになれます。

ただ、このコミュニケーション能力自体を学校などで教えることはしておらず、あくまでも自主性というか家庭でのコミュニケーションで初期の段階では養われるため、小学校がスタート地点とした時、スタートの時点でバラつきがある。

しかも、先ほどの言いましたが学校ではコミュニケーション能力というカリキュラムがないので、他の勉強のように一定水準まで鍛えるということができない。本人の資質に任せるような状況になっている。だから、成長とともに如実に差ができる。

例えば小学校や中学校で彼女いてるやつ居たでしょ?それこそ早ければもう初体験を経験しましたとかもいてたし。

でも、僕からしたら「どうすれば彼女って作るの?」というレベルだし、当時からなぜそんなことができるのかが不思議で仕方なかったです。それに周りの友達も非モテばかりだし、誰かから襲わるという環境でもなかったので、高校・大学と進んでも何も発展はしない。

 

ですので、ぶっちゃけると『学習方法とノウハウを得る』ことで初めて努力がスタートできると思った方がいいです。

例えば「10×10=100」ってありますよね?

これ掛け算というやり方を知っているからそのまま計算できますけど、知らなかったりきちんと理解していないと「10という塊が10個あるから、10、20、30・・100」と計算する。

それ自体も間違いではないけれどスピードが遅いし、ちょっと複雑な掛け算になるとできなくなる。

でも、掛け算というやり方を知っていればすぐに答えがわかる。方式を知っているから、それに当てはめて考えてみるという努力ができる。そういうイメージ。

 

遺伝とは学習する環境と習慣のこと

遺伝は家庭資本や文化資本など『親から引き継がれる、生まれ育った環境』も含みます。

例えば親子関係が良好で兄弟姉妹がいて常に家族仲良く過ごしている子どもと、シングルマザーの鍵っ子で兄弟姉妹がいなくて独りで過ごすことが多い子どもだと、やはり前者の方が人見知りもしないし人との距離感もうまく取るし、愛嬌も愛想もあります。

親や兄弟姉妹というように自分と違う年齢の人間と一緒に過ごすということ、異性と一緒に過ごす経験があること、これらはコミュニケーション能力だけでなく恋愛能力を育てます。

その点は兄弟姉妹のいない一人っ子だと経験値が稼ぎにくく、同性の兄弟しかいない場合も異性との経験値も稼ぎにくい。

学習能力や身体的能力や思考能力や対人関係、これらの能力の成長はだいたい小学生くらいまでが決まります。

初期ステータスはこの辺で決まると思った方がいいですし、これ以降のステータスを伸ばすためには「努力」が必要になります。

例えばスポーツとかで神童と呼ばれるくらい上手な子っていたと思いますが、中学~高校までの間に消えていくことが多い。早熟なんて呼ばれたりしますけど、単純に素材だけで勝負していたに過ぎません。

だから小学校または中学校で人見知りとかコミュ障だった人は、これ以降のどこかのタイミングで努力でコミュニケーション能力を伸ばしていかないとどうにもならないのが現状です。

 

才能は生まれ持った性質や気質を表す

才能は『生まれ持った性質』を意味します。

例えば陽キャと陰キャのも生まれ持った性質です。明るいと暗い。人懐っこいと人見知り。みんなと居るのが好きと独りで居るのが好き。色々と出てきますが、これらは全て生まれ持った性質です。

なので「陽キャ+人懐っこい+みんなと居るのが好き」という性質を持っているなら、高確率で友達が多くて輪の中心にいる人物になれると思います。

逆に「陰キャ+人見知り+独りで居るのが好き」だと放課後に図書室で本を読んだり、休みの日は家でのんびりするのが好きな性格になるでしょう。

 

ただ、これはあくまでも性質なので、色々な人生での出来事で変わったりします。

例えばこういう人いたりしません?

・会社では地味で大人しいけど、趣味がサッカー観戦
・飲み会の端の席で、みんなが楽しんでいるのを見るのが好き
・初対面は苦手だと言っているのに、接客はめちゃ上手
・ジャニーズでアイドルやっているのにアニメオタク

みたいに性質と行動が異なることはある。

僕も基本は独りで過ごすのは好きだし、人がたくさん集まるところは苦手だけど、スポーツをやるなら団体スポーツだし、イベントなどをやる時は仕切り役をすることが多い。

このように本来持っている性質とは異なる行動様式を、後天的な出来事で身に着けることはあります。

これらは何かしらの強い動機やキッカケ、はたまた強制的な何かがないと反対の方向に行かないので、偶然の要素も大きいです。基本的な性質はそのままでも、後天的に変化することは可能なため、比率としては少なめにしています。

 

最後に

色々と話してきましたが、まとめると、

・努力は『学習方法とノウハウを得る』ことがスタート
・やり方を知っていれば、効率よく努力ができる
・努力は最初だけドーンとやれば、後からラクになる
・生まれ育った家庭環境でコミュ力の基礎値ができる
・後天的に能力追加することは可能だが、伸び率は落ちる
・生まれ持った性質でコミュ力の方向性は決まる
・何かキッカケがあれば、後天的に変化することはある

ということです。

まぁ、コミュニケーション能力は数値化できないので、どこまでやれば上手でどれくらいが下手なのか正直わからない部分はあります。

それに上手な人は上手です、上ばっかり見てもしんどい。ぶっちゃけ、一般的なコミュニケーション能力があれば対人関係はもちろん恋愛でも十分やっていけます。

ですのであまり無理せずに、日々の頑張りで超えられるくらいの壁をコツコツ打ち破っていくつもりで、コミュニケーション能力アップのトレーニングをやっていくといいですよ。

 

ちなみに僕はというと、

・口下手
・人見知り
・人間嫌い
・人間不信
・八方美人
・自信がない
・自己肯定感低い
・自分の意見が言えない
・人の目を見れない
・何話したらいいかわからない

という状態で、なおかつ20歳を過ぎてからトレーニングをしてコミュニケーション能力をアップさせました。

 

今は会社にやってきた業者の人や飲み屋に行く途中に捕まったキャッチのお兄さん、飲み屋で働いているお姉さんと数分ほど話していたら、

社内の人「あの人、知り合い?」
僕   「いや、初めて会った人ですよ」
社内の人「マジで?めちゃ仲良さそうに話してたから」

と驚かれるくらいには何の支障もなく、人と話せるようになりました。

これは恋愛でも活きていて、マッチングアプリやSNSでアポ取った女性とも「1時間くらいで」と言いながら結局は2時間以上も話し込んだり、ちょっと電話するつもりが1時間~2時間くらい話してしまうなんてことも。

そんな色々なトレーニングをやってきた中で「これは!」と思う5つのポイントだけをまとめてメソッドとして構築し直したので、この『5A-Method』も学んでみてください。

 

・・というか、逆にこの『5A-Method』を手に取らない理由がないんですよね。

まぁ、その理由は下記にて明かされます。

 

→ 『5A-Method』メールセミナーを無料で受講する

→ 会話スキルアップ体験会の感想をいただきました

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