「好きな人とLINEで会話をしたい」「移動時間などで少し話をする時間ができた」
でも、どうやって切り出したらいいかわからないし、相手から話しかけてくれても長続きしなくて、すぐ会話が消えてなくなってしまう。
そういう人に対して、「会話の基本はキャッチボールだ」なんて恋愛本や会話本で書かれていますけれど、ほとんどの人は『わかったつもり』になっているだけです。
野球をやっていたり、親や友達とキャッチボールをやったことがある人でないと、その言葉の意味を理解できないのではないでしょうか。
もし「会話はキャッチボールだ」という言葉の意味を知りたいなら、ゴムボールを使って誰かとキャッチボールをしてみてください。
その言葉に対するイメージは変わりますよ。
ということで、今回の記事では『会話下手4つのパターンと、3つの解決策』について話していきましょう。
“会話下手な人がやりがちな4つのパターン”
キャッチボールの基本は「相手の胸に向かって”取りやすい高さ”と”取りやすいスピード”で投げる」ということです。
子どもだと「捕れないような早いスピードで投げるのがすごい」「捕れない子が悪い」と勘違いしがちですが、それは良いキャッチボールとは言えません。
そしてもうひとつ、「受けたボールを同じように相手に投げ返す」という動作もあります。
この2つを交互に繰り返すのが正しいキャッチボールで、これは会話も同じです。
会話が下手な人や会話のキャッチボールができない人は、例えば誰かから話しかけられた時に、
・マシンガンのように自分だけが話す
・ボールが返ってこないor届かない
・力加減がめちゃくちゃ(=温度差が違いすぎる)
・意味のわからない返しになる(=会話が繋がらない)
という4パターンになることが多いです。
“会話上手になるための3つの改革”
でも、「返事しようと思ってもあれこれと頭の中で考えるうちにタイミングがズレたり、何も思い浮かばなくて黙ってしまう」なんて人もいるでしょう。
ですので、それを回避するためのコツとして、
1:短文で返す、長文にしない
2:相手に答えや続きを求める単語を使う
3:「自分の意見+質問」で返す
という3つを意識するといいですよ。
ポイントは「世間話とかで重く考えすぎない、テキトーに返せばいい」ということです。
「変なことを言ったらどうしよう」と悩むよりも、相手にボールを投げ返さない方がよっぽどマイナスになります。
“3つのポイントの解説”
『1:短文で返す、長文にしない』は自分が頭の中で浮かんだことをそのまま言わずに、あえて短めに切って話します。
相手:「体調どう?よくなった?」
自分:「いやー、本当大変だった、朝から何も飲まず食わずで一人暮らしってこんな時に困るし・・(以下、延々続く)」
相手:「・・・(話長い)」
ではなく、
相手:「体調どう?よくなった?」
自分:「もう大丈夫だけど、一人暮らしはこんな時に辛い」
相手:「確かに。彼女とかいないの?」
となるイメージです。
『2:相手に答えや続きを求める単語を使う』というのは、相手が話しかけてきた内容がイマイチわからないとか、ぼんやりしすぎてコメントしづらい時に使います。
「それからどうなった?」
「なにそれ、おしえて?」
「なんでそういうことになったん?」
「どこでそれ知ったの?」
「なんでそんなこと知ってるの?」
「どんな内容なの?」
などは僕がよく使うフレーズです。
例えば相手が「『ミニオンズ』の最新作を見に行ってきた」と話したとしましょう。
僕はミニオンズは名前は知っていますが見たことがないので、
「人気だけど見たことないわ、どういうところが面白いの?」
「そもそもどういうストーリーになってるの?」
などのフレーズを使って相手に返します。
すると、普通であればそのまま「ミニオンズの良さっていうのはね」と相手が勝手に話し始めてくれますよ。
そして、その話を聞いて自分が話題にできそうなネタがあればそれを使って話せばいいですし、ないのであれば「ミニオンズ以外にはどういう映画がオススメ?」と少し話を逸らして自分が話せるネタを探すという方法もあります。
『3:「自分の意見+質問」で返す』は多少「2」と被る部分もあるのですが、何か話をされた時で特に意見や感想を求められた時に使います。
例えば相手が「私ベッキーがすごく嫌い、なんで男はあんな女が好きなの?」と質問されたとします。
そこで「明るく元気というのはプラスになるポイントだと思うよ(自分の意見)、じゃ逆に女の目線から見るとどういう風に見えてるの?(質問)」と返す。
すると「元気なことはいいけど、その元気さがうっとうしいし、男に媚びてる感じがして~」と相手に勢いがつくかもしれません(笑)
“最後に”
色々と話してきましたが、多くの人は普段の会話に真剣な返答は望んでいないのです。
自分:「ネコかわいいなー」
ネコ:「ニャー」
というやり取りと同じ感覚に近いです(笑)
真剣に話を聞いてほしいなら、それなりの空気を出すか、それなりの場所や時間を取って話す場を作るじゃないですか。
だから、そういう軽いコミュニケーションを取る会話を重くとらえる必要はないですし、ちょっとミスしたくらいで評価がガクッと落ちることはありませんよ。
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