一般的に「コミュ障」という言葉を聞くと、口下手で、会話が苦手で、奥手で、消極的で、人見知りで、人付き合いが苦手、というイメージが出てきます。
ですが、最近になってそうじゃないコミュ障がいることに気づきました。
彼らは「積極的に人に話しかけることができ、ペラペラと色々な話ができるコミュ障」です。
そして、最悪なことに彼らは自分のことをコミュ障とは思っていません。
むしろ、自分では割と話せるタイプだと思っています。
もちろん、話せるタイプではありますが、コミュニケーションがうまく取れていないという意味で彼らはコミュ障なのです。
“経験あるかも?話せるコミュ障あるある”
もしかしたらあなたもこういう人と話したことがあるかもしれません。
・自分の興味のある話だけをしてくる
・相手の話には興味を示さない
・自分の話を無限に話し続ける
・相手が話したいことを話させない
・自分が話したい話題を振らないと不機嫌
・こちらが質問すると変な間ができたり、ズレた回答をする
・とにかく話が噛み合わない
・話に割り込む隙がなく、苦笑いしながら聞くしかない
・相手が話を切ろうとしているのに気づかない
そして、話を聞いている方はこんな表情になっているのに、全く気づかずに話し続ける。
こういう人の心理としてはおそらく「沈黙が怖い」というのがあり、沈黙にならないために話し続けるというのがあると思います。
あとは単純に「自分が好き、自己愛が高い」っていう可能性もありますね。
“コミュ力の2つの本質”
「コミュ障」「コミュ力がない」というのは「話ができるかどうか」というのに重点を置かれすぎている気がします。
だから、彼らはパッと見ではコミュニケーションが取れているように思われるし、周りの人も苦笑いをしつつ、聞き流していることが多いので、本人はなかなか気づきません。
しかし、個人的には「相手の話に対して瞬時に、どう返すことができるか」がコミュ力の本質だと考えています。
そして、その本質には2つの役割があって、
・共感能力
・意見の伝達
の中の共感能力が低く、意見の伝達が高いのが、話せるコミュ障の特徴です。
“話せるコミュ障が話せるモテ男になるために”
よく恋愛ノウハウで「聞き上手はモテる」と言われますが、僕はそれは半分は間違いだと指摘しています。
会話がうまく走り出した後は聞き上手に徹することは大事ですが、会話の最初から聞くモードになっているのは、それは手抜きであり、相手に大きな負担をかけることになります。
そういう意味では今回テーマにしている話せるコミュ障の方は、自分からドンドンと話せるのでその辺の壁はスッと乗り越えていけます。
しかし、女性とデートもでき、いつも楽しくおしゃべりできているのに、全く次に続かないとか、少しずつ相手が距離を置くというのであれば、それはコミュ力のもうひとつの本質である共感能力が低く、聞き上手に徹することができないからです。
ですので、もし自分が話せるコミュ障だという自覚が少しでもあれば、「聞く技術」を学ぶようにし、相手の話を聞く努力と、自分の話を控える努力をしていきましょう。
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